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長崎グルメ紀行 〜番外編:お盆〜

軍艦島デジタルミュージアムブログ

皆様こんにちは

軍艦島デジタルミュージアム楠田です

お盆休みはいかがお過ごしでしたか

お盆の期間中は、たくさんのお客様にご来館いただきました

ありがとうございました

 

私は生まれも育ちも長崎なので、

長崎のお盆しか経験がありません。

そこで今回は

長崎グルメ紀行〜番外編:お盆〜と題しまして

長崎県民のお盆をご紹介したいと思います

 

13日、長崎では

『お墓で花火をする』という風習があります。

迎え火とも言い、ご先祖様に

『お家はここですよ〜』

という目印のひとつです。

手持ち花火ロケット花火爆竹など…

お盆のお墓はとっても賑やかです

長崎のお墓は、斜面にあり段々畑のようになっています。

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そのため、上の段の人がロケット花火やヤビヤをする時は

要注意

頭に落ちてこないように、細心の注意を払います

小さい頃は爆竹やロケット花火が怖くて、泣いていました

 

長崎のお盆で有名なのが

精霊流しですね

 

楠田流に解説しますと…

長崎では、

ご先祖様の霊はお盆の最終日、

海から浄土へ帰っていくという考え方があります。

海の向こうのお浄土へは船に乗って帰られます。

そのため、初盆の家では精霊船を作るのです。

船は、大きいものから小さいものまで様々。

家から海を目指して、鐘を鳴らしながら練り歩きます。

ビールを片手に、故人の話をしながら、

のんびり歩いていきます。

この日は道路も、船が優先です

他県の方が驚くのが

道中に使う爆竹の量です。

スクリーンショット 2016-08-14 15.50.52

家から海までの距離にもよりますが、、、

〜万円単位

大きい船では

爆竹100万円分

と聞いたこともあります

 

精霊流しを見物するには

県庁坂がオススメスポットです

大きいお船は必ずここを通って大波止の海へ向かいます。

県庁坂までいくと

お盆の間帰ってきてくれたご先祖様ともうすぐお別れ

さみしいな〜という想いを胸に

残りの爆竹を鳴らしまくります

中にはダンボールごと着火する人もいます

危険なのでマネしないようにしましょう

見物する時は『耳栓』の使用をオススメいたします

 

ご先祖様をお送りした後、

鐘を叩きながらみんなで家へ戻ります。

帰りの鐘の音は行きより寂しく聞こえます

 

初盆ではない家庭でも、

こも(写真でお供え物の下に敷いてあるワラ)

にお供え物を包んで、流し場へ持っていくんですよ〜

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こうやって長崎のお盆は終わります。

 

精霊流しの後は、爆竹や花火のゴミで道路がいっぱいになるのですが、

朝にはすっかり元通りです

市の清掃の方や、ボランティアの方が夜通し作業されるのだそうです。

長崎県民はお祭り好きで

バカ

が多い

なんて言われますが、

ご先祖様を盛大に送り出したい

という想いがとっっっっても強い県民なのです

 

精霊流しの次の日の朝、

よくあるのが

『あちこち小さなやけどの後…なんでやろか?

『昨日、手に爆竹持って鳴らすけんさ〜

『あ〜、酔うとって覚えとらんばい

という感じの会話です。

愛すべきおバカさんもいる長崎です。

 

端島でも、

もちろん精霊流しは行われていました。

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当ミュージアムの軍艦島シンフォニーでもお写真をご紹介しております。

この頃は本当に船を海に流していたんですよ

 

ちなみに今年のお盆

楠田家ではこんな感じでした

 

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皆様はどんなお盆を過ごされましたか?

帰省したり、お墓に行ったりと

少しの時間でもご先祖様のことを考える時間

日本の大切な習わしのひとつだなと思います。

 

まだまだなが〜い夏休み

軍艦島デジタルミュージアムで自由研究はいかがですか?

ご来館お待ちしております