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軍艦島に豊かな生活をもたらした「海底水道」の・・・!

軍艦島デジタルミュージアムブログ

こんにちは

 

だいぶ暖かくなってきたかと思いきや・・・

肌寒くなったり

梅雨のように雨が続いたりと・・・

そんなへんな気候の長崎からお伝えいたします

 

 

さてさて、実は

昨日、端島(軍艦島)に海底水道をつくられた

下村さんが息子さん二人とご来館されました

以前もブログでご紹介をしていましたが・・・

 

なんとご本人にお会いすることができたのです IMG_2473

 

 

海底水道ができるまで、軍艦島では

水船と呼ばれる船で水を運び、水券を配布し

それと交換に水をもらう・・という生活をしていました

そのため、海が時化た時は水不足になっていました

 

しかし、そんな不便な生活を変えたのが

海底水道

しかも、海底にパイプをはり水道をつくるという工事は

世界で初だったのです

1955年から工事は始まり、1957年に完成しました

2年間にも及ぶ大きな工事だったようです

 

その工事の責任者をされていたのが

下村さんです

 

昨日は、端島同窓会の会長、石川さんともお会いになり

当時の工事の時の様子をお話しされていました

貴重なお話しばかりで、

とても盛り上がっていらっしゃいました

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その後・・・

軍艦島コンシェルジュ、午後便に乗船し

軍艦島に上陸されました

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私もインタビュアー、カメラマンとして

一緒に同行させていただきました

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下村さんは工事をしていたものの

当時は端島へはほとんど行ったことがなかったそうですが

島に海底水道のパイプをつないだ、

大きな穴を見て懐かしんでおられました

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お客様の中に、建築関係のお仕事をされている方がいらっしゃり

下村さんはその方の質問にたくさんお答えしていました

とても盛り上がっていましたよ

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下村さんが担当した工事は

長崎半島から島までの工事で、島の中の工事は

別の工事担当に引き継いだそうです

なので島へはあまり行ったことがなかったんですね

 

工事で一番苦労したことをお伺いしました。

それは、海底での作業だそうです。

当時は技術がなかったため、海の中での作業は

10分と決められていました。

潜水士の方々の体のためです。

それ以上作業をしてしまうと、潜水病になってしまいます。

そのため、作業は少しづつとなり

かなりの時間がかかったそうです

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そしてなんといっても、海の時化です

時化の時は作業中断や、作業が思うように進まず

苦労したとおっしゃられました

 

また、軍艦島が世界遺産になったことについて、

感激した、

世界遺産である軍艦島の工事の一部に

携われたことを誇りに思う。

と下村さんはお話ししてくださいました

 

 

日本の歴史に残る工事の、歴史に残る人物とお会いでき

すごく感動しました

今回撮影した、下村さんの貴重なお話しの記録は

ミュージアムで今後展示ができればと、思っています

 

ぜひ、みなさんお楽しみに

 

 

 

スタッフ桑でした