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明治日本の産業革命遺産〜長崎編〜

軍艦島デジタルミュージアムブログ

皆さんこんにちは。

軍艦島デジタルミュージアムスタッフMMです

 

今月14日、九州各地を襲った地震から3日が経ちました。

長崎でも、大きくはないもののいまだ余震が続いていますが、

軍艦島はどうにか形を保っているようです。

そして今朝は、南米エクアドルでも地震がありましたね。

「世界は繋がっている・・・」

そう実感する今日この頃です。

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さて、気持ちを前向きに、

ということで、本日は、前回MMブログで予告しておりました、

「明治日本の産業革命遺産」わが町〜長崎編〜と題して、

構成資産をご紹介いたします!

 

「明治日本の産業革命遺産」  👈クリック

の概要については、前回のブログでお話ししましたね。

 

長崎には合計つの構成資産があります

三菱長崎造船所所有の資産のうちつは、

当館スタッフかおりさんが紹介してくれました〜。

👇👇👇

「占勝閣」

「旧小型場」

 

ということで、私が本日ご紹介するのはこちら

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「小菅修船場跡」( 通称「ソロバンドック」)です

が綺麗に咲いて、なんともノスタルジックな雰囲気です〜

 

このソロバンドックは、1869年(明治元年)に、

外国船の修理を目的として、

薩摩藩士五代才助(朝の連続ドラマで有名になりましたね)、

同藩小松帯刀そして

トーマス・ブレーク・グラバーの共同出資によって建設されました。

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 ( 五代才助 / 小松帯刀 / トーマス・ブレーク・グラバー )

 

日本で初めて蒸気機関を動力とする

曳揚げ装置(スコットランド製!)を整備した洋式スリップ・ドック

1969年(昭和44年)に、国指定史跡にも指定されているんですよ

 

建設の翌年、明治政府に買収され、

1887年(明治20年)に三菱の所有となり今に至っています。

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ではなぜ「ソロバンドック」というのか・・・

それは、船を曳き上げるための船台(現存しない)がソロバンのように見えたことから、

そう呼ばれるようになったそうです。

緩やかな傾斜を利用し船を船台に乗せ、曳き上げ装置で曳き上げて、

500トン前後の船の(船底も含め)修理を行ったそうですよ

 

また、曳き上げ装置を格納する小屋は、

なんと、我が国に現存する最古の本格的煉瓦造り建築

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ここで使われたレンガは形状が扁平だったので、

”こんにゃく煉瓦” とも呼ばれていたそうですよ

なんだかカワイイですね

 

幕末から明治へ。

小菅造船所は、西洋技術を直接投入し発展させた

日本の近代造船所発祥の地となる、

貴重な場所だと言えるのではないでしょうか

 

それでは最後に、

今日ミュージアムへいらっしゃったカワイイお客様をご紹介

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神戸からファミリーでいらしていただきました

軍艦島のアパート展示スペースにあった ’ちゃんちゃんこ’ 

かわいく着こなすリトルプリンセス

 

微笑ましいご家族の姿に、思わず笑みがこぼれるMMでした