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軍艦島保存へ!30年計画!

軍艦島デジタルミュージアムブログ

皆さんこんにちは

軍艦島デジタルミュージアムスタッフMMです

 

皆さんの中には、

軍艦島が今後どのようになっていくのか、またどのように保存していくのか、

気にされている方も多いですよね

④IMG_1480 のコピー

それがなんと、この度ついに

軍艦島整備保存に関する中長期プロジェクト(概要)が発表されました

来月4月には、その最終案が正式に策定されるとのこと

 

日々刻々と変化を見せる軍艦島

いつ壊れてもおかしくない建物も多く、

今日見た景色(建物や施設)が、明日には無くなってしまっているかもしれない・・・

実は今、そんな状況なのです

 

では、

端島などからなる国史跡「高島炭坑跡」の保存、

中でも端島の保存計画とはいったいどういうものなのでしょう?

3.17IMG_1768

(長崎新聞より)

18年度から10年ごと3段階に分け(計30年)、緊急性・重要性の高い順に着手。

世界文化遺産の本質的価値を構成する遺構、施設の補強・保存措置が実施されるとのこと。

期 護岸の補修。

期 生産施設遺構が見える見学所を島の東側に新設。

   本格的な護岸補強完了。

期 生産施設遺構の補強、保存措置完了。

 

また、保存する居住施設は

大正時代に建てられた「16、17号棟(鉱員住宅)」

映画進撃の巨人でも使用された「65号棟(東、南棟)」

島の北側に面した「70号棟(小中学校)」

見晴らしの良い高台にある「3号棟(幹部社宅)」

が挙げられています。

 

しかしここで私MMは、「???」と思ったのです。

国内最古の鉄筋コンクリートの建物「30号棟」がこの計画に入っていない

⑥IMG_5010

そうなんです

実はこの30号棟、市の見解によると、

”現在の技術では保存困難”と判断されたそう

今のところ、30号棟の維持補修は行わず、経過観察をしていくとのこと

 

しかし、”先端技術を駆使すれば、30号棟の保存は不可能ではない。保存すべきだ。”

と考える専門家も少なくないそうです

今年100歳を迎えるこの特別な建物を、

’ただただ見守っていくだけ’ で終わらせるべきではない

私もそう思います

 

ですが軍艦島を保存していくには、

技術はもちろんのこと、莫大な費用もかかります。

先に挙げた保存予定の5棟の居住施設、

維持するだけでも約50億円かかるそうです

私も微力ながら、維持保存の為の募金をできる限りさせていただいていますが、本当に微々たるもの・・・

しかし、みんなの思いが集まれば、きっと大きな力となる

私はそう信じています

 

世界文化遺産となった軍艦島。

我がミュージアムでは、その歴史や人々の暮らしを伝えるお手伝いをさせていただいております。

ですがそこにとどまることなく、

軍艦島の今やこれからについてもさらに注目し、皆さんにお伝えしていきたいと思っています

 

デジタルミュージアムスタッフMMでした